NETGEARの10G対応スイッチでVLANを設定したメモ

2021年6月1日ネットワークNETGEAR, Windows10, 自宅10G

自宅LANでVLANを作成して、NAS接続系と生活系の2系統に分け、NAS系のMTU値を9000に変更したときのメモです。

スポンサーリンク

目的

NETGEARのスイッチ(MS510TX)はL2+/L3Liteの機能を持つマルチギガビットスマートスイッチです。
今回は様々ある機能のうちVLANを使用して、自宅LANをNAS接続系と生活系の2系統に分割し、NAS接続系のみMTU値を9000(ジャンボフレーム)に設定し、通信効率の向上を図ります。

機器の情報

今回登場する機器の型番やバージョンは次の通りです。

■QNAP TS-431P
 ・ファームウェアバージョン:4.3.3.0262 Build 20170727
■QNAP TS-932X
 ・ファームウェアバージョン:4.3.6.0993 Build 20190704
■NETGEAR MS510TX
 ・マルチギガビット8ポート 10Gアップリンク スマートスイッチ
 ・Boot Version:1.0.0.0
 ・Software Version:6.7.0.27

MS510TXのVLAN設定手順

MS510TXはWebブラウザを使用して設定を行います。
※事前に管理用IPアドレスの設定・ログインパスワード設定が済んでいる前提で書いています。

操作した手順は以下の通りです。

■設定手順
 1.設定したIPアドレスにWebブラウザでアクセスしパスワードを入力
 2.管理画面のトップページから Switching → VLAN の順に開く
 3.左ペインの Advanced → VLAN Configuration の順に開く
 4.VLAN ID と VLAN Name の欄に追加するIDと名称を入力し、右上の Add を押下
   → 今回は【VLAN ID:97 VLAN Name:NAS】とする

 5.左ペインの Port PVID Configuration を開く
 6.VLANを設定したいポートのチェックボックスを選択する
   → 今回は【Interface [mg7,mg8,xmg9,xg10】とする
 7.表中の PVID と VLAN Member に手順4で追加した VLAN ID を入力し、右上の Apply を押下

■確認手順
 8.左ペインの VLAN Membership を開く
 9.VLAN ID のプルダウンメニューから、デフォルトの1番と追加した番号を切り替え、各Portの設定情報を確認する

QNAPのNAS(TS-932X)のネットワーク設定

QNAPのTS-932Xのネットワーク設定を変更します。
※TS-932Xのファームウェアバージョンは「4.3.6.0993」です。

操作した手順は以下の通りです。
■設定手順
 1.TS-932Xの管理画面にログインする
 2.管理画面のトップページから コントロールパネル → ネットワークと仮想スイッチ を開く
 3.左ペインの インターフェイス を選択し アダプターリスト から インターフェイスの設定を開く
 4.ジャンボフレーム のプルダウンメニューから 9000 を選択する
 5.適用ボタンを押下する

QNAPのNAS(TS-431P)のネットワーク設定

QNAPのTS-431Pのネットワーク設定を変更します。
※TS-431Pのファームウェアバージョンは「4.3.3.0262」です。
※TS-431PのNICは1Gbpsですがデータバックアップ先なのでついでに設定変更しておきます。

操作した手順は以下の通りです。
■設定手順
 1.TS-431Pの管理画面にログインする
 2.管理画面のトップページから コントロールパネル → ネットワークサービス を開く
 3.アダプターリスト から インターフェイスの設定を開く
 4.ジャンボフレーム のプルダウンメニューから 9000 を選択する
 5.適用ボタンを押下する

Windows10のネットワーク設定

Windows10のPCに接続している ASUS XG-C100C の設定を変更します。

操作した手順は以下の通りです。
■設定手順
 1.コントロール パネル の ネットワーク接続 から XG-C100C を選択する
 2.プロパティ → 構成 を開き 詳細設定 タブを開く
 3.プロパティ(P): の選択肢から Jumbo Packet を選択し
   値(V): のプルダウンメニューから 9014 Bytes を選択する
 4.OK → 閉じる を選択する

各機器の接続

MS510TXに各機器を接続します。
 ・mg7 :無し(予備)
 ・mg8 :TS-431P
 ・xmg9:XG-C100C (PC)
 ・xg10 :TS-932X
 ※自宅環境で10Gbpsで通信できるのは TS-932X と XG-C100C のみ。

転送速度計測

転送速度計測を行った環境は次の通りです。
■デスクトップPC
 CPU:Ryzen 7 1700X
 メモリ:DDR4-2666 48GB
 ストレージ:SSD 500GB
 ネットワーク:オンボード1Gbps / ASUS XG-C100C 10Gbps

■QNAP NAS
 モデル:TS-932X
 メモリ:16GB
 ストレージ:SSD 500GB x4 RAID5

■10G スイッチ
 モデル:NETGEAR MS510TX
 ケーブル:エレコム CAT7 / 10Gtek SFP+ DAC

■使用ソフト
 CrystalDiskMark 6.0.2

画像の左がMTUデフォルト、右がMTU9000の計測結果です。
MTU値変更前後で転送速度の向上が確認でき、無事にリード・ライトともに500MB/sを記録しました。

関連情報

本記事にて取り扱った機器や関連する機器のAmazonリンクを掲載します。
各商品ページのレビューには有用な情報が掲載されていることもありますので、宜しければご確認ください。

後継機や類似品も出始めましたので、それらの性能と価格を比較検討するのもありかと思います。

まとめ

計測に使用したPCはSATA SSDを使用しているため、リード・ライトともに500MB/s程度になっています。
自宅環境でNAS接続系と生活系の2系統に分けるのはやりすぎ感は拭えませんが、通信効率が向上したので良しとします。

以上。